幼児教育部 総合教育コース
加藤 庸子先生(フリー)
復職1年目
これから保育の道を目指そうという人、保育を学び、それを仕事にしたい人たちに読んでいただきたい、九品寺こども園のインタビュー企画。九品寺こども園で働いている先生たちに、仕事への思いを聞きました。
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〜今のお仕事を教えてください
総合教育コースを中心に、フリーという立場で、サポートが必要なクラスに入るようにしています。週に3、4日ほど出勤しています。結婚と出産を機に、今のような働き方になりましたが、ここの園は私にとってはやっぱり特別で、こういう形で現場の先生のサポートができたり、若い先生にアドバイスできるというのは、やりがいを感じます。
以前より働く環境は良くなっていると思います。一人ひとりの都合に合わせてシフトを組んだり、時間帯を決めてくれるので、私のように結婚や出産を機に先生を辞めてしまった人も、仕事を再開しやすいような気がしますね。
〜もともと、なぜ九品寺こども園に就職しようと思ったのですか?
短大を卒業して、茨城県の高萩の保育園で働いていたのですが、その園も「総幼研」のカリキュラムを取り入れていたので、いわきでやっているのは九品寺だけというのを知り、ここで働かせていただくことになりました。総幼研のカリキュラムって、目で見るとなんとなく難しいことやってるんじゃないかって思う人もいますが、実際には「遊び」で、教えるということではなく、結果的に子どもたちが覚えていくようなものなんです。
〜こども園の仕事の、どこにやりがいを感じていますか?
この仕事は、子どもたちの成長を感じられることが何より楽しいと思います。自分が言っていたことが伝わって、実行してくれて、できなかったことができるようになる。それは、日々の中の小さなやりがいになっていくはずです。いざこうして自分が母親になってみると、なおさら日々の成長が大切だなと思うようになりました。
自分でお着替えができるようになる、トイレができるようになる、そういうのって、いきなりできることではなくて、日々の繰り返しの中で成長してできるようになるものですよね。行事で感じられるような大きな感動もいいものですが、日常のなかに見えてくる子どもの成長を見る喜びも、とても大きいと思います。
〜これから幼児教育の道を志す人、先生のように仕事復帰しようと思っている方にメッセージはありますか?
私は、この仕事は、まずは明るくて元気であることが大切だと思います。私のように、一旦は現場を退いてしまった人も、まだまだ活躍できると思いますし、結婚や出産などを経験するからこそ見えてくるものもあったりして。私もいずれはまた担任もやってみたいなって思っているんです。その日までは、こうしてフリーの職員として、家庭と仕事を両立させていければと思っています。